テレビの音が大きくなってきた。聞き返しが増えてきた。
この状態のときは、難聴をお持ちのご本人はあまり困っていないことがあります。
『家族にはテレビの音が大きいといわれるけど、そんなに大きくない』
・・・・ご自身にはちょうどよい音=難聴のないご家族には大きな音になっていることもございます。
それはご家族の耳の健康にもよくはありません。それに大きな音を聞きづけることもストレスです。
『聞き返しをしてしまうけど、ちょっと声を大きくしてくれたら聞こえるから困らない』
・・・・大きな声を出し続けるのは正直しんどいです。そんなしんどいことを、毎日ご家族にさせているのです。
大きな声を出し続けると、のどの負担は大きいですし、血圧にも影響するなと日々感じています。
補聴器を装用されていない難聴の方の対応をし続けると、貧血のような症状がでる場合が、私にはあります。
難聴をお持ちで、自覚のない方、自覚があっても認めなくない方はやはりいらっしゃいます。
自分は困っていないので、ということでご来店いただいても店舗内での試聴で終わられる方もたまにいらっしゃいます。
そういう事例を拝見していると、
『自分自身の家族であれば、何を甘えているの、大きな声を出すのもしんどいし、テレビの音が大きいのもしんどい、
きこえていない事実があるのだから、前向きに考えてみて』と言ってしまうだろうなと思います。
難聴は放置してもよくなることはなく、少しづつさらに聴力低下は起きていきますし、
大きな音でないと会話ができないようになると、コミュニケーションがとりづらくなっていき、
外出機会も減っていくことが想像されます。
人生50年時代であれば、難聴の放置は許されたかと思いますが、
人生80年、90年となってきていますので、聞こえづらさはできる限り解決しておくべき問題です。
家族から補聴器を装用するように説得してほしいとお願いされることが稀にござます。
難聴の状態、装用したとき、ないときの状態等から、補聴器を装用されたほうがよいということを
お話しさせていただくことは可能ですが、それが装用意欲につながるかどうかは未知数ですし、個人差があります。
家族が難聴にきづいたときに、大きな声で会話をし続けるということはおすすめしません。
他の人にはこれぐらいの声でいつも話をしているけど、あなたには大きな声で会話をしている。
大きな声を出し続けることは負担になっているということを、きちんと伝えるということも大切なことでないかと思います。
無自覚難聴者であった方が、試聴できちんと装用されるようになり、常時装用になられると、
『今までなんと静かな世界にいていたのか、よくあんなきこえて外出していた、今では怖い、恐ろしい』
このようなことをおっしゃるようになられる方は少なくはありません。
難聴を自覚してもらうこと、これは大切なことです。
御相談お待ちしております。
(感染予防対策のため完全予約制です)
短期の試聴で補聴器を購入することはおすすめしません。
補聴器は専門家が常勤、設備が整った認定補聴器専門店でのご相談をおすすめいたします。
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