三田補聴器コスモスでは、年内補聴器用空気電池を1P250円(6個入り)で販売しております。
補聴器に使用する空気電池は、電池内の亜鉛と酸素が化学反応して参加するときに電気が発生します。
冬場はこの化学反応を邪魔する要因が多いため、空気電池の性能が低下する可能性が高くなります。
その原因と対策についてご紹介いたします。
原因①乾燥
空気電池は、大気中に含まれる水蒸気を化学反応の触媒として使用します。したがって
乾燥した場所では化学反応が起きにくく空気電池の持ちが悪くなります。
冬場は乾燥しやすいので、健康のためにも加湿をおすすめいたします。
原因②低温
化学反応は温度が低くなるほどおこりにくいため、気温の低い冬場は反応が悪くなります。
部屋を暖めたり、補聴器を入れる前に、電池を手で温めると良いかもしれません。
原因③ 高二酸化炭素濃度
灯油、ガスなどを燃料として室内に廃棄するタイプの暖房器具を使用すると、
二酸化炭素濃度が上がります。空気電池内のアルカリ電解液に高濃度の二酸化炭素が触れると
『炭酸塩』へと変化してしまい発電できなくなります。この化学反応は不可逆的で
一度起こると戻らない、二酸化炭素濃度が上がりすぎないようにこまめに換気することが大切です。
日本ガス石油機器工業会でも1時間に1~2回の換気が必須としており、健康のためにも
換気はかかせません。また暖房器具をエアコンや排気ダクトが室外にでているタイプに変更することも有効です。
冬場になると、電池が早くなくなると良くお客様からお聴きします。
暖房器具をお聴きすると、石油ファンヒーターという方が多いです。
ですので、こまめに換気しましょうとお伝えさせていただいております。
あと、補聴器の電池を入れるまえに、少し手のひらで補聴器を握りこんで
温めて使用してくださいということもお伝えいたします。
毎日補聴器を使用するようになると、短いもので5日程度、長いもので1か月程度で
交換になります。できりかぎり長く使えるようにできる工夫に関しては、
お伝えさせていただいております。
お気軽にご相談ください。