10月17日に、第8回中途失聴・難聴者の集いに参加させていただきました。
三田難聴者部会の方より、お声かけいただき、三田補聴器コスモスも、補聴器相談をさせていただき、
ブースにて、展示させていただきました。お声かけいただき、感謝しております。
講演は、『障害体験からバリヤフリー活動まで』
特非 兵庫県難聴者福祉協会 事務局長バリヤフリー部長を務められている
渡部 安世さんによる講演でした。
約1時間の講演でしたが、渡部さんのお話しに、聴き入り、あっというまの1時間でした。
渡部さんは、高校生のころから難聴を自覚され、成人後、様々なバリアにぶつかり、
バリヤフリーへの意識を持ちはじめられたどうで、現在事務局長をされています。
また会社では、各部門のバリヤフリーの提案を行う一方で、手話サークルを立ち上げ、活動しておられます。
渡部さんの難聴は、感音性難聴ということで、いろいろなお話しをされました。
まず、難聴と聞いて、大きな声で耳元で話すということを意識されるかと思います。
ですが、感音性難聴の方は、音を大きくしても、聞こえにくいという方が多いです。
また補聴器をつけておられると、耳元で話されると音が割れますし、唾液も飛沫しますので、
補聴器をつけておられるときは、声の大きさは普通で、正面で今から話しますというアピールが必要かと思います。
渡部さんも、就労されてから、ご苦労されたことをお話しされました。
聴こえにくい状況を理解することは、本当に難しいです。
今回の講演をお聴きしておすすめしたいことは、
難聴者と一緒にお仕事をする、勉強をするなどという環境にあられる方は、
ぜひ、どのようにすれば会話をしやすいのか、声のかけ方(肩をトントンしてよいのか、ボディータッチなしで
気づいてもらうようにするべきなのか)筆談は必要であるのか、必要であれば、どのようなときにすればよいのかなど
一緒に確認していくことをおすすめしたいと思います。
一緒に確認することで、お互いがより気持ちよく仕事をする、勉強をすることができるのではないかと思いました。
お互いに負担のない範囲で、配慮できることはするということが、大事なのかなと思います。
講演の終わりでおっしゃっていたことで、自分も取り入れたい表現方法がありました。
一方的な自己主張ではなく、相手の気持ちを配慮し相手の言い分を傾聴して尊重した上で、
自分を表現する自己表現=アサーティブに伝えるということ
この表現方法は、とても大事だなと思いました。
仕事でも、子育てでも表現方法として取り入れたいと思いました。
手話を使っておられるところを拝見すると、やはり学ぶべきかなと思いました。
認定補聴器技能者資格取得後は、手話も少しづつ学んでいきます。
またシェアできる学びがございましたら、配信していきたいと思います。