RICタイプの耳栓がオープンタイプのものの試聴を開始しました。
オープンタイプのものは、穴があいているので、
装用感はよいのですが、聴力が中度・高度・重度の方にはできません。
穴があいているタイプは、音漏れがしやすいということなので、
ハウリング(ピーと音が漏れる)を起こしてしまうためです。
補聴器から入ってくる音は、両耳つけていないことも影響しているかと
思いますが、気にならず、自然に聴こえています。
食器を洗う音、水道の音、食器のカチャカチャいう音は、今までより
強調されていていますが、いやだなという音ではありませんでした。
孫の声はどうなったかというと、少し聞きやすくなりました。
テレビの音量も、少し下げることができました。
多くの方が、高い音から聴こえづらくなっておられるので、
補聴器をつけると、食器の音、水道の音、新聞紙をめくる音などが
気になるとおっしゃられます。この音がとても気になるという方には、
本当に少しづつ音を上げていきます。
耳掛けタイプで困ることは、受話器のもっていき方です。
受話器は、耳の穴にあてるものということが、普通になっているので、
この習慣を変えていくことはなかなか難しいです。
耳掛けタイプの補聴器をつけると、受話器はどこにあてればいいのか?
それは、マイクのところになります。お客様には何度も説明していましたが、
実際自分が電話をとるときにも、ついつい長年の癖で、耳の穴にくっつけてしまいました。
なんどかの練習でマイクのほうにむけられるようになりましたが、
まだ気を抜くと、耳の穴のほうに近づけてしまいます。
マイクの位置を認識して、聞こえやすいところに電話がかかってきたときに
スッともっていくむずかしさを実感しました。
試聴では2つのメーカーを聴き比べてみました。
どちらも、自然な聴こえで、甲乙つけがたかったです。