難聴になると、小さな音が聴こえづらくなっていくわけですが、
多くの方は、聴こえづらい音を大きくすればそれで解決するとお考えのようです。
実際私自身もこの業界に入るまでは、そのように思っておりました。
聴覚には5つの要素があります。
①感度 ②ダイナミックレンジ(可聴範囲) ③周波数弁別能 ④時間分解能 ⑤両耳聴
①の感度さえ上げれば、よく聴こえるようになるとお考えになっておられると思いますが、
実は難聴になっていくと、それだけの問題ではなくなっています。
②は、聴こえる音の範囲が狭くなるということです。最小の音はお若いときは0dBですが、難聴が進むとこの数字が大きくなっていきます。
最大の音は、ご自身が我慢できる音の大きさになります。(不快閾値)
我慢できる音の大きさが120dBとすると範囲としては、0~120dBであったのが、
平均聴力が45dBのかたは45~120、60dBの方は60~120dBといった風に聞こえる範囲が狭くなります。
補聴器ではその狭くなった中に、小さな音から大きな音が聴こえるようにしなければなりません。
120dBでは喧しすぎるという方もいらっしゃいますので、ですので、このさじ加減が難しい場合もあります。
(不快閾値の測定は、当店では現在しておりません。環境音の聴取等で不快な音になっていないか確認しています)
③は、周波数弁別能力とは、周波数の違いは音の高さの違いとしてくべるされています。音の高さの違いがどの程度区別できるのかという能力です。
この能力が落ちると、高い音が低い音に影響されていて、高い音がでているのに、低い音が邪魔をしてわかりづらいということが起こっています。
ですので、騒がしい場所での言葉のききとりが難しくなります。
続きは明日に投稿します。
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