我慢して使用する補聴器はおすすめできません。その理由は。

当店では試聴期間を最大3か月設けて、補聴器の音に慣れていただくこと、

どこまでの性能があれば、実際使用しやすいものなのかを吟味いただいております。

先日も、最初考えていたご予算の補聴器を確認していただいたのですが、

使えないこともないが、我慢する部分も多いとのことで、予算を上げていただき、

我慢しない補聴器を選択されるというケースがござました。

このようなケースはまれなことではなく、実際我慢して選んだ補聴器は、なかなかきちんと使用されていないようです。

他店で購入された補聴器を、使用しにくいということで調整させていただくケースも多々あるのですが、

最終その方にあった調整にさせていただいても、『騒音が気になる、音質が気になる』ということで、

買い替えとなるケースがございます。他店で選んだときは値段で選んでしまったということで、今回は、

実際に使用できる補聴器を選択され、今ではきちんと使用されているというケースも少なくはありません。

補聴器は5年以上使用するもので、平均で７～8年使用しての買い替えが多いと思います。

７～8年我慢して使用するのか、その年数を考えていたご予算と、実際の補聴器のお値段を比べてみると、

年にすると数万円ぐらいとなります。数万円の差で快適性が変わるのであれば、検討の余地があるのかと思います。

あのとき吟味して、性能がよいほうを選択してよかったというお言葉はよくいただきます。

きちんと使用できる補聴器となれば、それは日々の相棒となります。その相棒が我慢して使用するものであれば、使用にくいかと思います。

我慢して使用する補聴器で、だんだんあまり使用しなくなる、結局は使用しなくなるではとてももったいないことです。

補聴器はきちんと吟味して選択されることをおすすめいたします。ですので、2週間程度のお試しでの選択はおすすめいたしません。

2週間程度の試聴では、初めて補聴器を使用される方であれば、補聴器の音にも慣れていない、まだまだうるさい

といった段階で決めなければいけません。そんな段階で決めるよりも、試聴期間の間できちんと使用できるようになり、

どこまでの補聴器の機能があれば、使用しやすいものになるのかを吟味いただくと、後悔のない補聴器選びになると思います。

御相談お待ちしております。

（感染予防対策のため完全予約制です）

短期の試聴で補聴器を購入することはおすすめしません。

スマートフォンを利用して、じっくり試聴

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