使えない補聴器を使える補聴器への調整で見えてくること。①

他店で購入したけど、きこえにくい、使えないということでのご相談は正直申し上げて多々ございます。 この業界に入って最初の頃は、『お試しして購入しているのに、どうして使えない！？』とよく思ったものです。   補聴器は、兼業店でも販売はされています。

お持ち込みになる補聴器のほとんどは兼業店での販売補聴器です。

眼鏡〇場さんや、眼鏡アイ〇さん、、眼鏡の〇キさん、͡コ〇トコさんで購入された補聴器の調整で見えてくることがあります。

(コ〇トコさんで販売された補聴器は、調整できません。出力がどれぐらいなのかを調べる程度です） 

お客様の主張のみで調整しているということ。 お客様がキンキンやかましいといわれたので、高音部分を下げます。 ざわざわうるさいということで、低音部分を下げます。そうすると中音部分のみ少し出力がでている という補聴器が仕上がります。。。これは役にたつ補聴器でしょうか？ 中音のみきこえづらいという方であれば、その調整は正しいでしょう。でもそのような方は本当に稀です。 多くの方は、高音部分がきこえにくいので、高音部分を補聴器から出さないといけません。 そうすると、今まで聞こえていた水の音、紙の音など高い音が強調され、うるさいということになります。  

補聴器はなぜ装用するのか？ きこえを改善するためです。そのためには、自分自身のきこえを補う調整をしなければいけません。 快適性を重視した補聴器の調整では役に立つ補聴器とはならないのです。   確かに今まできこえていた音が、甲高くきこえると耳障りだと思います。 当店では、イヤにならないぐらいの音質から始め、すこしづつ調整を重ねていきます。 最初は本当に慣れるの？？と思っていた方々も1か月～1か月半ほど過ぎれば、きこえるけど、そんなに嫌な音ではなくなってきた と感想が変わっていきます。そこまで使えるようになると、毎日きちんと使える補聴器になっているかと思います。  

他店で購入された補聴器を調整させていただくために、聴力測定、言葉のききとりの測定をさせていただきます。 そして調整をさせていただき、補聴器の効果測定をさせていただきます。 常時使用されていなかった方には、常時装用できるようにすこしづつ調整を重ねていきます。 ある程度は使えていたけど、出力不足（高音部分）の方には、ご本人の許容範囲内で出力をあげていくということをしていきます。 最終的に、補聴器を装用した状態での言葉のききとり等で確認をして、ご自身のもっておられる言葉をききわける力と比較して判断いたします。   役にたつ補聴器を購入されたいと皆さま考えておられると思います。 そのためには、お客様にも少し補聴器の音質になれるまでは我慢していただくところもあるかと思います。 調整を重ねれば、常時装用できる補聴器にはなります。そして大切なことは、補聴器を吟味することです。  

御相談お待ちしております。

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